地域材を選択肢に加えてみませんか?
今日は、地域材についてです。
地域材とは、それを使う地域で育った木材のことです。
地域材を使うメリットには、
・その地域の気候風土に適応している
・助成金や補助金の交付がある(自治体による)
・間伐や伐採、植林を繰り返すことにより、山林の健康を保てる
・山林の健康を保つことが、土砂災害防止や水源確保、海洋環境保全に役立つ
・地域で製品化まで担うことにより、地域経済が潤う
・輸送距離が短くなるので、温暖化防止に貢献できる
などが挙げられます。
みなさん、地域材にこだわりを持つ業者の中には、地元で育った木を知ってもらうため、消費者と一緒に植林したり、製材する様子を見学するなどのイベントを開催する業者もいます。
本物の木に触れると、
「多少見た目が悪くても、それはそれで味があるな」
「節を活用すれば、我が家だけの個性的な柱になるかも」
「今まで特にこだわりは無かったけど、無垢材の床で暮らしたい」
など、家づくりに新たな視点が生まれることがあります。
あなたも、機会があればぜひ地域材に触れてみてください。
そういえば、スタッフの知人は、地域による木材の特徴を調べつくした結果、数百キロ離れた地域から木材を取り寄せて新築しました。
「輸送費がとんでもない金額になった」
と奥様は嘆いていましたが、知人は大満足だったとか。
幸いなことに、奥様も住み心地には満足しており、堅実な資金計画だったこともあり、夫婦間で大きなトラブルにはならなかったそうです。^^;
みなさん、日本には年間成長量7千m3の森林資源がありますが、現状では約4割しか活用されていません。
しかし、ウッドショック(木材不足)をきっかけに、地域材や国産材をもっと活用しようという動きが広まっています。
あなたは、木材に対するこだわりがありますか?
もし、地産地消に関心があるなら、地域材も選択肢に入れてみませんか?
ただし、助成金の申請には期限があり、申込者全員が交付を受けるのではなく、先着順になる場合があります。
助成金の詳細は、自治体のホームページなどで確認しましょう。