宅地と分譲地の違いって?
こんにちは、みなさん。
今日は、宅地と分譲地の違いについてです。
宅地は、建物の敷地及びその維持もしくは効用を果たすために必要な土地のことです。
23種類ある地目の中で、家づくりできる唯一の地目です。
ですから、分譲地の地目はすべて宅地です。
分譲地は、広い土地を複数の区画に分けて販売しているだけではありません。
一般的な宅地には未整備なところもありますが、分譲地には、水道やガスなどのライフラインや境界線などが整備されています。
そのため、隣家との境界線トラブルなどの土地取得に関わるリスクを減らせます。
車がすれ違いやすいように道路の幅を広めに確保したり、公園などを整備してあるのも魅力的ですが、その分、一般的な宅地より坪単価が高めに設定されている場合もあります。
また、地域に馴染んだ既存のコミュニティーではなく、全く新しいコミュニティーを育てることができることも大きな魅力です。
一方、分譲地にはどんな家族が引っ越してくるかわからない、という不安もあります。
そのため、子供の年齢の近さが原因で近所付き合いにストレスを感じたり、
「静けさを求めて郊外を選んだのに、後から来た家族がにぎやかで…」
と騒音に悩む方もいます。
そんなトラブルを避けたいなら、販売と同時に購入するのではなく、ある程度の区画が販売された後、近所の様子を見ながら残った区画の中から最善を選ぶ、というのも良いのではないでしょうか。
ところでみなさん、宅地以外の土地を造成した分譲地といえば、最も心配なのが地盤の強度です。
造成して間もない土地は地盤が安定していません。
そのため、造成前の地目が宅地以外だった土地は、地盤改良を前提とした予算配分をしておいた方が安心です。
とはいえ、地盤改良費がどれくらいになるのか予想するのは難しいですよね。
みなさん、もし、同じ分譲地内にあなたと同じ業者が手掛けた住宅があるなら、実際の地盤改良費について聞けるかもしれません。
プライバシーへの配慮もありますが、目安がわかるだけでも助かります。
既に住んでいる方がいるなら、直接尋ねることもできます。
新築したばかりの方は、みなさんの不安がよくわかります。
「体験談を共有したい! 友達作りをしたい!」
という方も少なくないので、そんな方に出会えた時は積極的に質問するといいですよ。