窓やベランダからの転落事故に注意しましょう
外の空気が心地よい時間帯は、窓を開ける時間が増えます。
すると、住宅の窓やベランダから子どもが転落するリスクも増えます。
東京消防庁によると、
平成30年から令和4年までの5年間に、5歳以下の子どもが
窓やベランダから転落して医療機関に救急搬送された数は、
東京消防庁管内だけで70人に上るとか。
その8割以上は、窓からの転落によるものです。
スタッフも、実家に帰省した時、
ハイハイができるようになった赤ちゃんが、
1階の網戸を倒して転落し、真っ青になった経験があるとか。
幸いけがはありませんでしたが、
しばらくは、赤ちゃんが網戸に近づくたびに先回りしたそうです。
では、そんな転落事故を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。
『窓やベランダ周辺の環境づくり』として
消費者庁が推奨している対策は以下の通りです。
・子どもが勝手に窓を開けたり、ベランダに出たりしないように、
手の届かない位置に補助鍵を付ける
・窓やベランダの手すり付近に、足がかりになるような物を置かない
・窓の近くにソファなどの家具、ベランダの手すり付近にプランターなどを置かない
・ベランダに椅子やテーブルなどを手すりから離して置いていても、
子どもが移動させて足がかりにすることも考えられるため、
使用後には室内に取り込むなど、置きっぱなしにしない
・エアコンの室外機の設置場所を見直す場合は、
手すりから60cm以上離すか、上からつるす
・窓、網戸、ベランダの手すり等に不具合がないか定期的に確認する
みなさん、体を動かすことが好きな子どもは、
ベランダの柵を登って遊んだり、窓枠や出窓に座って遊ぶなど、
その危険性を知る人ならゾッとする行動をすることがあります。
暮らし方に合う対策をして、事故を防ぎましょう。