付帯工事の主な項目と費用を抑える方法
前回、建物に関連する費用として紹介した「付帯工事」は、
「別途工事」「別途付帯工事」と表記されることもあります。
金額の目安は、総費用の15~20%とされています。
しかし、土地の状況や工事の内容によっては、
さらに増えることもあります。
そこで今日は、
付帯工事の主な項目と費用を抑える方法についてお話しします。
■付帯工事の主な項目
・電気・ガス・水道の工事(業者によって費用が異なる)
・照明器具やカーテンの取り付け工事
・空調設備工事
・地盤改良費(十分な強度がある場合は不要)
・解体工事(建て替えの場合のみ必要)
・外構工事
■費用を抑える方法
・地盤が弱いほど地盤改良費用は増えます。
造成前の使われ方などを調べ、軟弱地盤を避けましょう。
・カーテンやカーテンレール、照明器具は、
自分で購入して設置すると費用を抑制できます。
ただし、引っ越し当日に全てのカーテンレールを設置するのは、
時間的にも労力的にも厳しいものです。
入居前に設置したり、カーテンレールのみ業者に任せるなど、
無理の無い方法で行いましょう。
・外構工事は、工事範囲を狭めたり、
製品のグレードを下げることで費用を抑制できます。
ただし、その地域の気候(強風や積雪)に耐え得る強度は確保しましょう。
■注意したいこと
みなさん、エアコン関連費用を抑えるため、
購入や設置を家電量販店に依頼する方は多いものです。
家電量販店に依頼した方の失敗談として、
エアコンのスリーブ(配管用の穴)を開ける際、
柱に穴を開けて建物の強度を下げたという事例があります。
施工業者以外が建物に手を加える場合、
そのようなトラブルに注意しましょう。
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【編集後記】
■支払い方法
みなさん、水道工事やガス工事などのように、
専門業者が担当する工事についての支払いについて、
全てを見積もりに含める施工業者もいれば、
施主にその都度支払うよう求める施工業者もいます。
念の為、支払い方法や時期について確認しましょう。
それでは次回をお楽しみに!! (^0^)//~~