頭金はどうしますか?
家づくりの資金計画を立てる時、
頭金をどうするか悩んだことはありませんか?
頭金が多いほど住宅ローンの借入額を減らせます。
その分、利息や総支払額を減らせます。
「わかっているけど、家賃を支払いながら貯めるのは大変で…」
という葛藤を、かつてスタッフも経験したそうです。^^;
■頭金を用意すると…
・返済期間や月々の返済額を減らせる
・店頭表示金利より優遇されることがある
・借入可能額が希望より少なくても、頭金の分だけ予算を増やせる
・「頭金無し」より審査のハードルが下がる
■頭金を用意しないと…
・返済期間や月々の返済額が増える
・借入額は増えるが、住宅ローン減税による恩恵も増える
・自分の好きなタイミングで新築できる
・手持ち資金を減らさずに済む
・「頭金有り」より審査のハードルが上がる
■無理無く返済できるのは?
頭金の目安は予算の2割とされています。
しかし、家賃を支払いながらだと、
頭金が貯まるまで何年もかかることがあります。
そのため、人によっては、完済時の年齢が定年を超えることもあります。
一方、頭金無しで家づくりする場合、
頭金が貯まるまでの家賃を家づくりの資金に充てることができます。
みなさん、確かに損得は気になりますが、
何より大切なのは、無理の無い返済計画を組むことです。
頭金を優先して手持ち資金を減らした結果、
予定外の出費に対応できなかったり、
教育ローンなどの借り入れをする方もいます。
理想にこだわらず、自分に合う計画を大切にしたいですね。
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【編集後記】
■住宅市場動向調査報告書
国交省の「令和3年度 住宅市場動向調査報告書」によると、
土地を購入した注文住宅新築世帯の購入資金は平均5,112万円で、
自己資本比率(頭金)は23.5%となっています。
そんなデータを見ると、
貯蓄の進み具合に落ち込むことがあるかもしれません。
しかし、自己資本比率が高い方の中には、
親からの贈与を受けた方や、
年齢を重ねてから新築する方も含まれています。
みなさん、貯蓄の進み具合に悩んだ時は、
FPなどお金の専門家に相談すると良いですよ。