「購買の罠」に注意しましょう
広告で「数量限定」「期間限定」「食べ放題」「詰め放題」
というフレーズを見かけると、何だかワクワクしますよね。
そのほかにも、お店に並ぶ商品の値札を見た時、
もとの金額に赤い線が引かれ、値下げされた金額が記載されていると、
「この値段で買うと〇〇円得する!」
とお買い得感を得られることがあります。
じつは、これらは『アンガリック効果』という手法で、
「お得に見せることで購買意欲を高めよう♪」
という売り手側の作戦なんです。
ということは、家づくりのためコツコツと貯蓄を頑張る方にとって、
気を付けたい手法と言えそうですね。
みなさん、一見、お買い得に見えても、
・流行のデザインのため数か月しか使用できない値下げ商品
・初回価格は激安だが定期縛りがあるサプリやコスメ
などは、結果的に見ると損をすることがあります。
また、特売商品を買う為に複数の店を車ではしごすると、
ガソリン代が高くついたり時間を損することがあります。
そういえば、
「セールのお菓子をまとめ買いしたけど、消費量が増えて節約にならなかった」
といった事例は、子育て中の知人からもよく聞きます…。
では、どうすれば、購買の罠を避けられるのでしょう。
売り手側は、強調したい内容を
・文字を大きくする
・値引きを連想する『赤色』を使う
・「たったの」「わずか」などのフレーズで割安感を印象付ける
・わかりやすい効果・効能を表示する
といった方法で示して、消費者の購買意欲を刺激します。
みなさん、そんな広告を見かけた時は、
・自分にとって、本当に必要な商品か
・継続購入した場合の費用は効果・効能に見合うものか
を冷静に判断して、無駄な支出を防ぎたいですね。